ナース

骨粗鬆症とは骨密度が低いこと┃予防策を学ぼう

腸の脱出を治療する

腰を押さえる女性

放置すると危険なことも

内臓や椎間板が正しい位置からずれて、はみ出している状態を一般にヘルニアと呼びます。鼠径ヘルニアは腸の一部が腹腔からはみ出して、脚の付け根の部分に出てくる病気です。触ると柔らかい膨らみになっていて、発見するのは容易です。男性に圧倒的に多い病気ですが、女性でも3%ほどの確率で発症すると言われれています。一般に初期の鼠径ヘルニアは、手で押し込むと元に戻るので、放置している方も少なくありません。しかし腸がねじれて戻らなくなることもあるため注意が必要です。最悪の場合は腸閉塞を起こしたり、腸が壊死したりして、緊急手術をしなければ命に関わります。こうならないためには、予防的な意味で手術をするのが唯一の方法です。

補強材で穴をふさぐ

子どもの鼠径ヘルニアは自然に治ることが多いとされています。そのためヘルニア用のバンドやサポーターを身につけて、脱出を押さえつつ自然治癒を待つ方法が使えます。しかし大人の鼠径ヘルニアは、ヘルニアバンドや薬で治すことはできず、根治させるには手術が必要になります。現在では穴のできた部分に、メッシュ状の補強材を入れる手術方法が主流になっています。この方法なら切開する部分を最小限にとどめることができ、局所麻酔で手術できて、日帰り手術が可能な病院もあります。また傷の治りが早く、再発率も低いのが特徴です。なお補強材にはポリプロピレンを用いますが、すでに40年近くの使用実績があり、安全性に心配は無用と言えます。